株式の買い方の手順は?
--株式投資を始めるには証券会社の口座が必要らしい。早速、証券会社のウェブサイトにアクセスして、口座開設手続き完了。数日後「口座が開設されました」という書類が証券会社から届いた。「さぁ株式を買おう!」と証券会社のウェブサイトにログインしたものの、どうやって買うのだろう?--
こんなふうにフリーズしてしまった人、多いと思います。
ここでは、証券口座を開設してから株を実際に購入するまでの流れを、初心者向けに分かりやすくナビします。
1:総合取引口座を開設する
株式投資(株取引とも言います)を行うには、証券会社の総合取引口座(証券総合口座とも呼ばれます)が必要です。
買った株や投資資金(お金)はすべてこの口座で管理されます。
まだ開設していない人は、インターネットで全て完結できるネット証券会社がおすすめです。手続き自体は10分程度で完了し、数日後に口座開設が承認されます。
必要書類:
- 運転免許証、パスポートなどの本人確認書類
- マイナンバー(カードまたは通知カード)
例:SBI証券や楽天証券では、スマホで本人確認書類を撮影・アップロードするだけで申し込みが完了します。
2:投資資金を証券口座に入金する
口座を開設したら、株を買うためのお金を証券口座に入金します。
一般的には銀行振り込みで入金しますが、ネットバンキングを利用すれば振込手数料が無料になる場合が多く、さらに即時反映されます。
例:
三菱UFJ銀行から楽天証券にネット入金した場合、数秒で証券口座に反映され、すぐに株を購入できる状態になります。
これで株式投資の準備は完了です!
3:銘柄を探す
株式は「銘柄」と呼ばれます。銘柄とはつまり、上場企業の株式のことです。
証券会社のサイトにログインし、欲しい銘柄を検索して探します。
検索方法:
- 銘柄名で検索(例:「トヨタ自動車」)
- 銘柄コードで検索(例:トヨタは 7203)
まだ投資する企業が決まっていない場合は、証券会社の「ランキング」や「テーマ検索」などのツールを活用すると便利です。たとえば「配当が多い銘柄」「株主優待が魅力的な銘柄」などで探せます。
4:株は100株単位で購入するのが基本
日本株は100株単位での購入が基本ルールです。
たとえば、ある企業の株価が1株2,000円だった場合、最低でも
2,000円 × 100株 = 20万円 + 取引手数料
が必要になります。つまり、数万円ではなかなか買えないケースもあります。
ただし証券会社によっては、「単元未満株(S株・ミニ株など)」というサービスを提供しており、1株から購入可能な場合もあります。初心者でまずはお試ししたい人は、こうした制度を利用するのもおすすめです。
5:注文方法を選ぶ(指値・成行)
株を買うときの注文方法には、大きく分けて2種類あります。
■ 指値注文(さしね)
「この金額なら買いたい」「この金額なら売りたい」と価格を指定 例:トヨタ自動車の株を1株2,000円になったら買いたいと指定 → 株価が2,000円以下に下がらないと注文は成立しません。
■ 成行注文(なりゆき)
価格を指定せず、その時点の市場価格で即座に売買が成立する方法です。
例:現在の株価が2,020円なら、その価格で即購入できます。
初心者には、確実に買いたいときは成行注文、価格にこだわりたいときは指値注文と使い分けるのがおすすめです。
まとめ:株式購入の流れ
- 証券会社の口座を開設する
- 証券口座に投資資金を入金する
- 投資したい銘柄を探す
- 株価を確認し、必要資金を準備する(基本は100株単位)
- 注文方法を選んで買い注文を出す(指値 or 成行)
以上が株式購入の一連の流れです。最初は戸惑うかもしれませんが、証券会社のサイトには「取引ガイド」や「シミュレーション」も用意されているので、不安な人は活用すると安心です。
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