投資信託って何?初心者でもわかる基本と始め方
投資信託の意味とは?
投資信託は、略して「投信」や「ファンド」と呼ばれる金融商品です。
- 投資 … 財産を増やすために資金を出すこと
- 信託 … 信じて任せること
つまり「投資信託」とは、投資のプロである ファンドマネージャー にお金を預けて、代わりに運用してもらう仕組みです。
👉 例えるなら、レストランで自分で材料を買って料理するのではなく、シェフに任せてコース料理を作ってもらうようなものです。
ファンドマネージャーってどんな人?
ファンドマネージャーは「お金を運用するプロ」。経済ニュースを読み解き、世界中の株式や債券の中から有望な投資先を選びます。
ファンドマネージャーの運用スタイル例
- 日本株中心に運用して「日経平均を上回る成果」を狙う
- 成長中の新興国の株式や債券に投資してリターンを狙う
- 債券や不動産を組み合わせて安定的な運用を目指す
👉 旅行に行くときに「国内旅行が得意なガイド」「海外旅行が得意なガイド」がいるように、投資信託も自分に合うガイド=ファンドを選ぶことが大切です。
投資信託の始め方
投資信託は、次のような金融機関で購入できます。
- 証券会社(ネット証券・店頭証券)
- 銀行
- 生命保険会社
- 信用金庫・信用組合
- JA(農協)
最近注目の「ポイント投資」
楽天ポイントやdポイントなどを100円単位から投資できる仕組みも人気です。
👉 例:
- 楽天証券なら「楽天ポイント」
- SBI証券なら「Tポイント」
少額で気軽に始められるので、初心者におすすめです。
投資信託にかかるコスト
投資信託は「買うとき・持っているとき・売るとき」にコストがかかります。
主な費用
- 販売手数料 … 購入時にかかる。無料(ノーロード)の商品もあり
- 信託報酬 … 運用中に引かれる費用。ファンドマネージャーへの報酬など
- 監査報酬 … ファンドの会計を監査法人がチェックするための費用
- 売買委託手数料 … 株や債券を売買するときの手数料
- 信託財産留保額 … 解約・売却時にかかる場合がある費用
- 税金 … 分配金や売却益には20.315%の税金がかかる
👉 例:ネット証券では販売手数料0円の商品が多いですが、銀行の店頭販売だと3%近くかかるケースもあります。
誰でも投資できる?
日本国内に住所があれば、未成年や外国籍の人でも投資信託は購入できます。
- 未成年 … 親権者の同意や代理開設が必要
- 成人 … 投資経験やリスク許容度によっては口座開設を断られることもあり
👉 生活資金を全額投資に回そうとするケースや「絶対に損したくない」という人は金融機関から断られる可能性があります。
投資信託はいくらから投資できる?
株式は数万円以上必要ですが、投資信託は 100円から1円単位で購入可能 です。
投資単位の例
- 株式 … 100株単位で取引
- 投資信託 … 「口」という単位。100円から購入できる
👉 例:
- 基準価額が1万口=2万円のファンドに5,000円投資すると、2,500口を購入できる
- 楽天ポイント100P(=100円)を投資に使うことも可能
まとめ
- 投資信託は「プロに運用を任せられる金融商品」
- 100円から少額投資でき、ポイント投資も可能
- コストは金融機関によって差がある
- 初心者はネット証券+少額投資から始めるのがおすすめ
投資信託は「手軽に始められる資産運用の第一歩」です。
まずは少額から、投資に慣れるところからスタートしてみましょう!
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