はじめに(時代の変化)
「老後に向けて”貯金”するだけでは、お金は貯まらない。」
そんな言葉をよく耳にしますが、令和の時代では“ただの貯金”では安心できないという声が増えています。背景にあるのは、年金2000万円問題や、銀行の低金利。コツコツ貯めるだけでは、将来に不安が残る時代になってきました。
では、なぜいま“投資”が注目されているのでしょうか?
年金だけでは不安?「2000万円問題」とは
2019年に話題となった「老後資金2000万円不足問題」。
これは、年金だけでは生活費がまかなえず、老後に約2000万円の不足が出るという金融庁の報告に端を発しています。
つまり、退職後に安心して暮らすには、自分で資産を形成しておく必要があるということです。
貯金だけで資産はどのくらい増える?
たとえば、毎月1万円を20年間コツコツ貯金した場合、
- 1万円 × 12ヶ月 × 20年 = 240万円
銀行の普通預金の利率は、現在ほぼ0.001%。金利による増加はほぼゼロに等しいのが現状です。
貯金=お金を減らさない手段。でも「増やす力」はほぼゼロ!
じゃあ投資ならどうなる?配当金と利回りに注目!
一方、配当金を出す株式に投資した場合、年利3〜5%の利回りも目指せます。
たとえば、年利5%で20年間、毎月1万円ずつ積み立てた場合(複利運用):
- 最終積立額は約400万円以上(元本240万円+利益160万円超)
もちろん、投資にはリスクもありますが、「お金が働いてくれる」仕組みを活用することで、時間を味方につけて資産を育てることができます。
まとめ:投資は“お金に働いてもらう”という考え方
- 貯金=守る力はあるが、増やす力が弱い
- 投資=リスクはあるが、時間を味方にして資産を増やせる
今は「貯金だけ」では心もとない時代。
だからこそ、小額からでも、まずは“知ること・始めてみること”が大切です。次回は、実際にどんな投資商品があるのか?「投資信託」「ETF」なども含めてやさしく解説していきます!
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